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GHG排出量

CO2排出量削減の推進

2050年カーボンニュートラルに挑戦するため、2030年度CO2排出量削減目標を設定いたしました。国が掲げる2030年度の削減目標を超える2013年度比50%削減の達成を目指します。2050年カーボンニュートラルに挑戦するため、継続的なCO2排出量の削減に向けて、あらゆる可能性の検討を進めてまいります。

  1. step1

    本社を含む関西エリアの事業所、生産拠点などを中心に使用電力を再生可能エネルギー由来のカーボンフリー電力へ切り替えるなど、Scope2(エネルギー起源の間接排出)のCO2排出量削減を実施。(2022年度から導入済み。)

  2. step2

    省エネ機器への更新などに加え、生産性向上に向けた設備投資時にCO2排出削減に寄与する生産体制、燃料転換を行いScope1(直接排出)のCO2排出量削減を実施。

CO2排出量削減目標(2030年度)

2030年度までのCO2排出量削減目標を示したグラフ。2013年度のCO2排出量は約7万6千トンCO2。ステップ1ではそこから約3万5千トンCO2の削減を目指し、STEP2の2030年には2013年度に比べ50%削減を目指す。
*上記目標は全て栗本鐵工所単体でのScope1、Scope2の合計

進捗状況

CO2排出量削減の進捗状況を示したグラフ。2013年度の排出量は76,134トンCO2で、そこから2015年度にかけて緩やかに上昇しつつも、2016年度を境に減少を続ける。2021年度には多少の上昇が見られるが、2022年度以降は再び減少傾向にある。2023年度時点では、2013年度のCO2排出量に比べて51.6%削減の36,860トンCO2となった。
*2023年度の削減率は2013年度比50%を超えましたが当社製品の生産量の増減により排出量が変動するため、引き続きCO2排出量の削減に努めていきます。

サプライチェーンを含めたCO2排出量削減の取り組み

クリモトグループでは2021年度より自社のCO2排出量(Scope1,2)に加えてサプライチェーン全体の排出量の算定を開始しました。
今後、算定範囲を単体から連結に拡大するとともに精度を高めながら算定を継続し、算定値の適合性の確認を進めると共にサプライヤーにもCO2排出量削減を働きかけサプライチェーン全体での効率的なCO2排出量削減に取り組み、2050年のカーボンニュートラルを目指します。

クリモトグループの事業活動におけるサプライチェーンを含めたCO2排出量の算定対象を示す図。スコープ3の算定対象として上流工程では、主に原材料、輸送・配送、通勤などがある。その他、資本財、スコープ1,2に含まれない原料およびエネルギー関連活動、廃棄物、出張、リース資産も算定対象に含まれる。自社工程では、スコープ1の算定対象となるのが工場などにおける燃料の燃焼、スコープ2の算定対象になるのが電気の使用である。下流工程では、スコープ3の算定対象として、主に製品の使用、製品の廃棄などがある。その他、輸送・配送、製品の加工、リース資産、フランチャイズ、投資も算定対象に含まれる。

Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
Scope3:Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)

サプライチェーンを通じたCO2排出量(栗本鐵工所 単体)

排出区分 算定対象 排出量(万tCO2)
2022年度 2023年度
Scope1[直接排出] 自社での燃料の使用や工業プロセスによる直接排出 4.02 3.53
Scope2[エネルギー起源の間接排出] 自社が購入した電気・熱の使用に伴う間接排出 0.13 0.16
Scope3
[その他の間接排出]
カテゴリー1 購入した製品・サービス 27.63 23.94
カテゴリー2 資本財 0.44 0.60
カテゴリー3 Scope1,2に含まれない燃料およびエネルギー関連活動 1.40 1.28
カテゴリー4 輸送、配送(上流) 1.15 1.52
カテゴリー5 事業から出る廃棄物 0.35 0.32
カテゴリー6 出張 0.02 0.02
カテゴリー7 雇用者の通勤 0.08 0.07
カテゴリー8 リース資産(上流) 対象外 対象外
カテゴリー9 輸送、配送(下流) 0.01 0.01
カテゴリー10 販売した製品の加工 検討中 検討中
カテゴリー11 販売した製品の使用 11.61 6.57
カテゴリー12 販売した製品の廃棄 1.13 1.14
カテゴリー13 リース資産(下流) 対象外 対象外
カテゴリー14 フランチャイズ 対象外 対象外
カテゴリー15 投資 対象外 対象外
サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量の合計 47.96 39.16

対象外:該当する算定項目がない
検討中:最適な算定方法を検討中

  • Scope3の算定について、2023年度の算定時に2022年度算定結果を併せて見直した結果、一部数値を見直しています。