エンゲージメント
社員エンゲージメントの向上
当社では、企業価値を高める活動の一環として社員エンゲージメント調査を行っています。本調査では「企業と社員の結びつきの強さ」を定量的に評価し、社員の価値観や働き方の多様化などの変化を把握することで、個人のパフォーマンスの最大化と持続的な社員のモチベーション向上を図り、「生産性の向上」や「離職率の改善」などの効果を期待しています。また、本活動により、当社グループで働きたい「未来の社員」に選ばれる企業風土づくりにつなげています。
社員エンゲージメント調査の各領域の特徴
領域 | スコア | 項目 | 期待度 | 満足度 | |
---|---|---|---|---|---|
会社領域 | 3.5 | 強み | 会社基盤が安定していて、安心して働き続けられる | 4.0 | 3.6 |
課題 | 仕事場所の設備やスペースに対する不満がある | 3.8 | 2.9 | ||
上司領域 | 3.3 | 強み | 直属上司の部下への支援が手厚く、メンバーからも上司に相談しやすい | 3.7 | 3.6 |
課題 | 会社の戦略や方針を上司からメンバーにしっかり伝えられていない | 3.7 | 3.3 | ||
職場領域 | 3.4 | 強み | 組織の目標や計画が職場にしっかり伝えられているため納得して仕事ができる | 3.8 | 3.4 |
課題 | 各業務が属人的に行われ職場としてのナレッジが少ない | 3.6 | 2.9 |
- 各5段階評価
社員エンゲージメント向上施策
調査結果のフィードバックは各職場ごとリーダーを介し各職場全体に展開しています。 PDSを回していくことによって課題解決につなげ、自由闊達なコミュニケーションが飛び交い、チャレンジングな風土が醸成され 『チームクリモト』を実現していきます。また、本テーマに関し社長との直接の対話機会も適宜設け、経営と現場の距離を近づけるように努めています。 現在「話せばわかり合える状態(レーティング:B)」から現中期計画の最終年度末には、「信頼関係が強固な状態(レーティング:A)」を目指します。


取引先・株主・投資家の皆様との関係構築
取引先とともに
基本姿勢
クリモトグループの事業は生産に必要な原材料・部品などを供給いただく取引先をはじめ、多くの企業や人々の協力と支援があって初めて成り立っています。
クリモトグループは調達を行うにあたり、国際的に宣言されている人権の原則を尊重しております。また、私たちは、品質やコストダウンを十分に意識し、無公害、省資源、省エネルギーなど環境保全にも配慮した調達活動を行っています。
また、サステナビリティ調達の観点から、「クリモトグループ人権方針」に基づきサプライチェーンエンゲージメントの強化に取り組んでいます。今後、サステナビリティ調達方針ならびにガイドラインの策定ならびに、人権デューデリジェンスによる人権への影響評価、是正措置、モニタリング、情報開示といった一連のPDCAプロセスの実施と情報開示に努めてまいります。
人権デューデリジェンスの取り組みは、人権尊重を目的とするだけでなく、当社グループとサプライチェーン上の皆様との対話によるコミュニケーションの機会と捉えており、社会課題の解決に向けた「共創」のパートナーとして持続可能な関係が構築できるよう取り組んでまいります。
企業行動基準 (調達)
- 顧客満足第一と環境保全を意識した調達
私たちは、「トータル・クオリティ・サービス(高い価値、高い品質、高いサービスの融合)を実践して顧客と社会の信頼を得る」という企業理念の精神と「環境保全は企業の社会的使命である」ということを常に意識して調達活動を行います。 - 公正、公平かつ透明な調達活動
私たちは、品質・価格・納期・安全性・環境保全を基本とした合理性に基づき、公平、公正かつ透明な調達活動を行います。 - 信頼と研鑽を通じての相互繁栄
私たちは、取引先との信頼関係を大切にし、取引先とともに高い品質、徹底したコストダウンの追及などを通じて、長期に亘る成長と競争力の維持強化に努め、もって相互繁栄を目指す調達活動を行います。 - 法令の順守
私たちは、独禁法(私的独占の禁止および公正取引の確保に関する法律)や下請法(下請代金支払遅延等防止法)等関連する全ての法律およびその精神を順守して調達活動を進めます。
資材調達基本方針
理念 | 私たちは、品質・コスト・納期を満足した購入品を調達するために、お互いに信頼し、協力し、共存共栄をはかれるよい取引先関係を築き上げるべく努めています。 |
---|---|
公正・公平 | 私たちは、品質・納期・価格・サービスの公正・公平な評価結果に基づき採用の決定を行います。 |
門戸開放 | 私たちは、広く国内外に門戸を開放し、常に新しいお取引先を求めるべく努力しております。 |
グリーン調達 | 私たちは、地球環境を配慮した、部品・製品を調達することに努力します。 |
下請法の順守
クリモトグループでは、下請法(下請代金支払遅延等防止法)の周知と順守を徹底するため、『下請取引の順守マニュアル』を作成しています。また、各事業所においてコンプライアンス強調週間に合わせて下請法の勉強会を行うほか、外部講師による講習会を受講するなどして理解を深めています。
株主・投資家の皆様とともに
透明性の高い経営
当社は、株主・投資家の皆様へ適時・適切な情報開示を行うことが、長期的・安定的な信頼とご支援をいただくことにつながるものと考えています。企業活動に関する情報を発信するとともに、社会と良好な関係を維持することによって、企業の発展と社会への貢献に努めています。
株主・投資家とのコミュニケーション
機関投資家・証券アナリストを対象とした投資家訪問を行うことに加え、決算説明会を開催することなどにより、企業活動に関わる情報発信に努めています。決算短信、有価証券報告書、アニュアルレポートなどのIR情報をホームページに掲載することによって、適時・適切な情報をご覧いただけるようにしています。また、株主総会を、株主の皆様と当社経営陣との間でコミュニケーションを行う重要な機会であると考えており、当社の経営方針ならびに企業活動状況を、社長自ら株主の皆様にわかりやすく説明しています。
反社会的勢力への対応
市民社会の秩序や安全に脅威を与え、経済活動に障害となる反社会的勢力の活動が知能化・巧妙化しています。クリモトグループでは、「企業行動基準」に「反社会的勢力への対応」として社会的責任を自覚し、自らその姿勢を正し、こうした勢力に屈服したり、癒着することを厳しく戒め、断固として対決して排除することを宣言しています。関係行政組織と緊密に連携し、その対応組織の整備を進めます。また、受身的なリスクとしてでなく、コンプライアンスに関わる重大な問題としてとらえ、これを組織的に解決する手順化を進めています。さらに、反社会的勢力に対応する制度面の整備を進めて、当事者が自信もって対応できるよう契約書への規定化などを行います。