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労働安全衛生・健康経営

安全衛生

安全衛生活動のあゆみ

クリモトグループでは、「労働災害ゼロ」を究極の目標として、関係会社、協力会社も含めた活発な安全衛生活動を展開しています。

1962年以来、「労働災害ゼロ・労働疾病ゼロ」を目標に、「全栗本安全衛生委員会」を開催し、協力会社も含め、クリモトグループ全員参加で安全衛生活動に取り組んでいます。安全面においては、安全パトロール、安全教育、リスクアセスメント、危険予知、安全の基本となる活動を着実に実施しています。衛生面においては、定期健康診断の実施、生活習慣病や過重労働対策、メンタルヘルス対策等の課題に対し、講習会の実施、産業医面談、特定保健指導やストレスチェックの実施等、計画的に実施しています。

2024年度全栗本安全衛生目標および基本方針

  • 目標

    労働災害ゼロ、労働疾病ゼロ

  • 安全宣言

    私たちは 決めたこと 決められたことを キッチリ守ります

  • 基本方針
    1. 「安全は全てに優先する」という原点に立ち返り、経営トップから社員一人ひとりに至るまで、安全最優先の行動をとる。
    2. 社員一人ひとりが決められたルールを理解・順守し、常に基本に忠実な作業ができる職場集団を目指す。
    3. 社員一人ひとりの育成を図り、全員参加で快適な職場づくりと安全文化・健康文化の醸成に努める。

安全衛生活動の成果

クリモトグループでは、労働災害発生時の原因究明及び再発防止対策を確実に行う事で、安全におけるPDCAを回し、労働災害の撲滅に取り組んでいます。

労働災害発生件数(不休業災害を含む)

労働災害発発生件数(不休業災害を含む)データの棒グラフ。2019年 栗本鐵工所本体 8件、グループ会社 4件の合計12件、2020年 栗本鐵工所本体 6件、グループ会社 5件の合計11件、2021年 栗本鐵工所本体 11件、グループ会社 4件の合計15件、2022年 栗本鐵工所本体 7件、グループ会社 2件の合計9件、2023年 栗本鐵工所本体 7件、グループ会社 7件の合計14件

度数率

度数率の折れ線グラフの図。2019年〜2023年度の5年間、栗本鐵工所本体とクリモトグループ、全国製造業平均を表示している
2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
栗本鐵工所本体 0.64 0.86 1.94 0.89 1.12
クリモトグループ 1.03 1.05 1.58 0.91 1.25
全国製造業平均 1.20 1.21 1.31 1.25 1.29
  • 「度数率」とは、100万延べ労働時間当たりの休業死傷者数をもって、休業災害(1日以上)の発生頻度を表す指標。
    度数率=(休業災害死傷者数/延べ労働時間数)×1,000,000

安全衛生の取り組み

危険体感道場

当社では、加賀屋工場内に危険体感道場を設置して労働災害撲滅のため、危険に対する感受性の向上に努めています。
また、当社社員のみならず、工場内で働く協力会社の方々やグループ会社の皆さんにも利用していただいています。

巻き込まれ体感

巻き込まれても機械は止まってくれません。通常運転でカバーがされていなかったら、すぐ取り付ける感受性を身に付けます。

エアーシリンダーの残圧体感

エアーシリンダーの圧縮空気には配管に残圧がある事を学び、清掃・メンテナンス時には残圧を抜いてから作業に入ることを守るようにします。

火災模擬体感

引火の原理を知ることによって、蒸発防止対策、換気対策、火元対策の必要性を学びます。また、油火災における水の使用は火災を広げることを体感します。

激突体感

クレーン操作時は自分自身、補助作業者の立ち位置を常に考え、指差呼称を行ってから操作ボタンを押すことの重要性を学びます。

粉塵爆発体感

「可燃性の粒子」「酸素」「火元」の3要素が一定条件で整った時、身近な粉体でも爆発が起きる事を学びます。

過電流体感

事務所を含め、工場ではタコ足配線による過電流リスクが常にあります。
この装置では、過電流の怖さを体感します。

他にも様々なプログラムがあり、新入社員教育にも活用しています。

  • VR体感
  • 脚立・梯子体感
  • 切創体感
  • 重量目測体感
  • ボール盤・両頭グラインダー体感
  • 低速回転体感
  • 落管体感
  • 飛来・落下体感
  • 墜落制止用器具体感
  • 感電体感
  • グラインダー暴れ体感
  • 滑り・転倒体感

メンタルヘルスケア

当社では、全社員を対象に2016年より「職業性ストレス簡易調査票(57項目)」によりストレスチェックを実施しています。
更に、2020年からは「職業性ストレス簡易調査票(80項目)」に変更して、より細やかな分析を行い改善に努めています。

2023年度 2024年度 指標(2024年全国平均)
受講者数(人) 1590 1579 -
受講率(%) 96.4 94.8 -
総合健康リスク(pt) 87 85 100
高ストレス者比率(%) 9.1 10 10
ハラスメント回答比率(%) 3.3 4.2 6.1

社員エンゲージメントの向上に関する取り組みについては、次のページで詳しく紹介しています。

エンゲージメント

健康経営

当社は、2020年4月1日に健康経営を推進するために「クリモト健康経営方針」を制定し「推進体制」を構築いたしました。

クリモト健康経営方針

  1. 当社グループの持続的成長に向け、従業員一人ひとりの健康維持と快適な職場環境の整備は当社の最優先課題の一つである。
  2. 当社と労働組合、健康保険組合は一体となり、社員とその家族を含めたステークホルダーがともに健康で充実した生活を送れるよう、諸々の取組みを推進する。
  3. 安全と健康を最優先する意識の醸成を図り、社員一人ひとりが自立的に活動を実践する企業文化を醸成する。

推進体制

次の図の通り「クリモト健康経営推進委員会」を定め、諸施策の策定・効果検証を実施しています。

推進体制図。安全衛生担当役員(健康経営責任者)を頂点とし、その下に安全衛生部門長(健康経営推進委員長)があり、右側に各事業所産業医(各種健康指導)が連携。安全衛生部門長の下には:労働組合(組合員との協働・意見集約)、人事部門(働き方改革制度導入)、健康保険組合(従業員・家族の健康増進)、各事業所(グループ会社)総務部門(職場環境整備)が配置されている。

認定状況

当社は、2021年に「健康経営優良法人(大規模法人部門)」の認定を初めて受け、以降継続して認定を受けています。

社外からの評価