クリモトダクタイル鉄管
パイプシステム事業部
貴重な水資源の安定供給を実現
クリモトダクタイル鉄管は用途に応じて継手を選択できます。耐震継手による管路耐震化をはじめ、パイプ・イン・パイプ工法など非開削工法の提案を通じ、さまざまな現場で貢献しています。

水道管路「設計・施工一括発注(DB)方式」
「設計・施工一括発注(DB:Design Build)方式」とは、従来の分離発注方式と異なり、設計から施工までまとめて発注する方式です。
水道業界が求める「負担軽減」「工期短縮」「事業平準化」3つの要素にクリモトがこれまでのノウハウを用いてアプローチします。
ぜひクリモトにお悩みを聞かせてください。
製品の特長
強靭性
ダクタイル鉄管は他の管路材料と比較して群を抜いた強靭性を発揮しますが、これは組織中の黒鉛が球状だからです。 球状であれば表面積は最小となって地鉄の連続性が維持され、それがすぐれた強靭性を発揮することにつながります。
黒鉛結晶が球状になるのはマグネシウムやセリウムを少量添加して鋳造するからですが、黒鉛部にかかる応力の集中も小さいため機械的性質が格段に向上します。他の管路材料との比較は、下表の通りです。
各種パイプ材料の物理的・機械的性質
| ダクタイル鉄管 | 鋼管 | FRPM管 | 硬質塩化ビニル管 | |
|---|---|---|---|---|
| 引張強さ N/mm² | 420以上 | 400以上 | - | 49以上(15℃) |
| 曲げ強さ N/mm² | 600以上 | 400以上 | 周方向:216~284 軸方向:14.7~73.5 |
78~98 |
| 伸び % | 10以上 | 18以上 | - | 50~150 |
| 弾性係数 kN/mm² | 157~167 | 205 | 14.7~21.6 | 2.6~2.9 |
| 硬さ | ブリネル230以下 | ブリネル140 | バコール50~60 | ロックウェルR115 |
| ボアソン比 | 0.28~0.29 | 0.3 | 0.3 | 0.37 |
| 比重 | 7.15 | 7.85 | 2.0 | 1.43 |
| 線膨張係数 1/℃ | 1.0×10-5 | 1.1×10-5 | 1.1×10-5 | 6~8×10-5 |
水密性
すべてのパイプネットワークは分野を問わず、管と管をいくつも結合することによって管路を構成します。
そのため内部からの水その他の液体の漏れや外部からの異物侵入を防ぐには、管と管をつなぐ継手が高い水密性能を備えていることが不可欠となります。
ダクタイル鉄管の継手はいずれの形式も高い水密性を有し、高水圧を負荷しても漏れやその他の異常はありません。
水圧試験結果の例
| 呼び径(mm) | 管種 | 管厚(mm) | 継手形式 | 負荷水圧(MPa) | 継ぎ手部の状況 |
|---|---|---|---|---|---|
| 250 | 1種管 | 7.5 | K形 | 4.9 | 漏洩その他異常なし |
| 600 | 3種管 | 9.0 | K形 | 7.4 | 漏洩その他異常なし |
| 800 | 3種管 | 11.0 | K形 | 4.9 | 漏洩その他異常なし |
| 1200 | 2種管 | 17.0 | K形 | 3.9 | 漏洩その他異常なし |
耐食性
ダクタイル鉄管の電気抵抗はかなり大きいので、これが腐食発生を抑える要因のひとつになっています。
また、含有物である炭化物やケイ素によって保護被膜が形成されることも、腐食の進行を抑えるのに重要な役割を発揮します。
さらに、継手部に使用している絶縁性のゴムが電食による影響を最小限にとどめます。
これが複合的に作用して腐食の発生と進行を防ぐことにつながり、ダクタイル鉄管の長期的な使用を可能にしているといってよいでしょう。なお、腐食性の強い土壌(酸性土壌)に埋設する場合には、ポリエチレンスリーブによる防食対策が効果的です。
ダクタイル鋳鉄と鋼の電気抵抗
| 材質 | 電気抵抗(μΩ-cm) |
|---|---|
| ダクタイル鋳鉄 | 50~70 |
| 鋼 | 10~20 |