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水道用ダクタイル鉄管(水道管)のCO2排出量削減

化石燃料のコークスからカーボンニュートラル燃料への転換

キュポラの燃料を化石燃料コークスからバイオマス燃料に転換

2050年カーボンニュートラルへの挑戦に向け、水道用ダクタイル鉄管の製造工程でキュポラ燃料として使用する石炭由来のコークスを植物由来のバイオマス固形燃料(バイオコークス)に転換する取り組みを本格化しています。

2023年度には、国内で大量に発生するそば殻をバイオコークス化し、燃料転換することを目的として長期実証試験を開始しました。その結果、コークスの10~15%の転換が可能であり、約7%のCO2排出量削減効果が得られました。

バイオマス固形燃料の実用化に向けた共創開発

キュポラカーボンニュートラル共創ワーキンググループ

バイオコークスは、燃焼時の発熱量がコークスの6~7割程度であるため、全量転換が難しく、100%の非化石燃料化が課題となっています。

そこで、国内で同じ課題を抱えるキュポラ保有メーカーが集まって設立した「キュポラカーボンニュートラル共創ワーキンググループ」に参画し、バイオマスを主体とした新たなカーボンニュートラルな燃料の開発をはじめています。

キュポラカーボンニュートラル共創ワーキンググループが目指す姿

本ワーキンググループでは、国内の各工場や地域で発生する廃棄物を「現代版エネルギー地産地消モデル」でバイオマス固形燃料化しキュポラでのカーボンニュートラルの実現を目指すと共に、地域のゼロエミッション、サーキュラーエコノミーの実現に貢献していきます。