このページの本文へ移動
  • 企業情報

ダクタイル鉄管の生産体制再編に向けた上工程統合プロジェクトが竣工 ―生産性向上とCO2排出量削減に寄与する生産基盤の整備―

株式会社栗本鐵工所(本社:大阪市西区、代表取締役社長:菊本一高、以下「当社」)は、ダクタイル鉄管の生産体制再編の一環として進めてきた加賀屋工場における上工程統合プロジェクトについて、2026年7月に竣工式を執り行いました。

本プロジェクトは、堺工場の溶解・鋳造・焼鈍の上流工程を加賀屋工場へ集約し、生産設備および生産体制の最適化を図るものです。これにより、生産効率の向上とCO2排出量の削減を両立するとともに、今後見込まれる水道インフラの更新需要の拡大に対応する安定供給体制の強化を目的としています。

背景

近年、高度経済成長期に整備された水道インフラの老朽化が進む中、市場ニーズは新設から更新へと大きく変化しています。 このような事業環境の変化を踏まえ、当社は生産体制の最適化と持続可能な事業運営の実現に取り組んでいます。

概要

本プロジェクトでは、堺工場の上流工程を加賀屋工場へ集約するとともに、生産ラインの再構築および設備の刷新を実施しました。
溶解工程では既存キュポラの改造により処理能力の向上を図り、鋳造工程では新たに鋳造機4台を導入することで、生産性向上と省人化を実現しています。さらに、焼鈍工程では4m管および5m管の混焼に対応可能な新たな設備を導入し、工程全体の効率性を高めています。これにより、従来堺工場で生産していた小口径製品を含めた機能集約を実現し、より効率的で柔軟な生産体制を確立しています。

 

新設した鋳造機の運転状況

今後の展望

本プロジェクトによる生産体制の再編により、キュポラや焼鈍炉の集約ならびに稼働設備台数の削減を進めています。また、キュポラ燃料についても、従来のコークスからバイオコークスなどの非化石燃料への転換を段階的に推進しています。これらの取り組みにより、CO2排出量を40%以上削減できる技術を確立しており、さらなる削減をめざしてまいります。

当社は今後も、社会インフラを支える企業として、製品の安定供給に努めるとともに、生産活動における環境負荷の低減にも積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

関連リンク

・2024年7月発表の当社ニュースリリース:CO2排出量削減とダクタイル鉄管の生産合理化に向けた設備投資を本格化
水道用ダクタイル鉄管のCO2排出量削減に向けた取り組み

本件に関するお問い合わせ先

株式会社栗本鐵工所
パイプシステム事業部 企画部
電話 06-6538-7641